高尾山といえば、富士山と同様、ミシュランで三ツ星に認定された観光地ですね。
ついこの間も、このミシュランガイドを参考に、熊本の黒川温泉に旅行に行ったんですが、そりゃーもう評価通りの場所でしたので、高尾山も是非行ってみたい!と思っていたところです。
ただ、心配なのは、子供たち。
超初心者向けの山とは聞いていますが、腐っても山。2歳と4歳の子供に、この登山は耐えられるのだろうか…?心配でした。
特に、2歳の子供は、長距離を歩くことが苦手で、すぐに
「パパ抱っこ、ママ抱っこ」
これを続けられては、せっかくの登山ハイキングも疲れて終わるだけ。
ベビーカーでもあればね…
山登りとベビーカー。似ても似つかぬワードですが、高尾山は、じつはベビーカー登山も可能な山なんです。
今回は、その体験記です。
ベビーカーコースは?
今回使ったベビーカーコースは、これです。
高尾山HP:http://www.takaotozan.co.jp/cource/清滝駅 → ケーブルカー → 高尾山駅 → 猿園 → たこ杉 → 女坂 → 権現茶屋→ 天狗像 → 願叶輪潜 → 高尾山薬王院迂回路 → 砂利道 → 高尾山山頂
多分ベビーカーで行けるコースはこれだけです。
名称で言われてもなかなかピンとこないですよね。他に、高尾山の登山コースは、「号路」にも分かれていますが、この号路も、初心者にとってはちょっと分かりにくいです。
多少分からなくても、ある程度人の流れについていけば、何とかなりますけどねw
ただし、ベビーカーではちょっと・・・っていうポイントがいくつかありましたので、そこだけは注意していきましょう。ポイントは3箇所です。
(1)高尾山駅のエレベーター
(2)女坂の分岐
(3)高尾山薬王院の迂回路
(1)高尾山駅のエレベーター

ケーブルカー高尾山駅では、エレベーターに乗りましょう!事前に調査しておけば、場所を迷うことはありませんが、日本一の急斜面に圧倒されていると、エレベーターの場所を見つけられません。
見逃したまま進むと、いきなり20段ぐらいの階段が待っています。我が家は見つけられず、ベビーカーと子供を持って登りました。
「ベビーカーでくるな!」言われている気分になりましたが、良く見たら、エレベーターあったんですね。
ケーブルカーで言うと、後方がエレベーターの位置になります。参考にしてください。
女坂・男坂の分岐

タコ杉を通過し、しばらく歩くと、女坂と男坂の分岐があります。男坂へ行けば、階段だらけ。女坂は、スロープなので、女坂を選びます。
ここは絶対に間違ってはだめです。確か、看板は無かったです・・・。
どちらに行けばいいものやら…と一瞬不安になりますが、男坂方面は、分岐点から、明らかに長~い階段が見えるので、よく観察すれば、あまり間違えることは無いでしょうw
人の流れに頼り過ぎると、間違えますのでポイントとして挙げました。
高尾山薬王院の迂回路

ここは分かりにくいです。きちんと写真で確認しておきましょう。
薬王院の本堂へ行く階段を過ぎ、客殿方向に行きます。数十メートル行くと、客殿の門の手前左に、じゃりの小道があります。これが、ベビーカーコースです。
お寺の裏側に向かうので、「ここは本当に道?」っていう雰囲気はありますが、安心してください。
ちなみに、ここから頂上近くまでは、じゃり道となります。階段は無いとはいえ、車輪が小さいベビーカーなどはちょっと苦労するかも知れませんね。
子供登山成功のための注意点
その他、子供登山成功のための気付いた点挙げておきます。(1)服装
私が行ったのは、10月の中旬ぐらいです。その日は、比較的暖かい日で、高尾山口駅付近では、長袖1枚で問題ない気温でした。ただ、頂上に近づくにつれ、肌寒い感じがありました。気温差で大体3、4度でしょうか。600mに満たない小さな山とはいえ、羽織るものを1枚余分に持って行った方がよいと思います。
その他は、特別登山の準備をしなくても、問題なく登れました。
(2)お菓子
大人でも多少疲れますので、子供も、まともに歩けば相当疲れます。そのために、ベビーカーを持っていくわけですけど、「できれば、頑張ってほしい。」と思うのも、親心ですかね。家族で頑張れば、それだけ達成感も味わえます。
ということで、お菓子は必要です。おいしそうなお団子などもありましたが、子供はやっぱりお菓子!お菓子が活力源です!
「今日は好きなだけ買っていいよ。」
そんな特別感も出しながら、魔法を駆使しながら・・・。頑張ってくれますよ!
おわりに
いかがでしたでしょうか?登山初陣は、成功と言っていいでしょうね。
事前の準備も特にせず、なんとなーく挑戦した私たちにとって、ベビーカーを活用できる高尾山を初陣に選んだのは、やっぱり正解でした。
ミシュラン三ツ星らしく、環境もよく整備されていましたし、”山歩き”楽しめたと思います。
おすすめです。