小学2年生の算数には、九九の暗記が待っています。
私も、九九の暗記は苦労しました。特に7の段。
何となく、他の段に比べ、規則性が無く語呂も悪いので、
覚えにくかった記憶があります。
34歳になった今でも、「7×9は?」と突然聞かれると、
即答できる自信はありません。
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「7×1=7、7×2=14、…」と暗唱が始まり、やっと答えがでます。
算数の場合、1年から6年まで内容が繋がっていますので、
もし九九などで一度つまづくと、その先がドンドン理解できなくなり、
苦手になってしまいます。
実際、算数は、小学生に聞く!嫌いな科目Top3!
つまずいている人は多いでしょう。
「自分の孫や子供がそうならないよう、助けてあげたい。」
今回は、その教え方の一つとして、
「指を使った九九」についてお話します。
この方法。
小学校では教えない方法で、あまり知られていません。
むしろ、「指を使ってはダメ!」ぐらい言われますw
しかし、絶対に知ってて損はない方法です。
私も最近これを知りましたが、むしろ感動します。
もし、孫や子供にも教えることができれば、彼らを救って
あげらえるだけでなく、あなたへのまなざしが、”尊敬”へと
変わるかもしれません。
では、紹介します。
指を使った九九とは?
正確には、「指を使って九九の答えを確認する方法」です。この方法には、大前提があります。
(1)九九の暗記は頑張る
(2)5の段までは完璧にしておく
です。実は、「6以上同士の掛け算にだけ有効な方法」です。
そして、あくまで「この答えなんだっけ?」って時に有効です。
だから、(1)は頑張ってください。
そして(2)までは完璧にしておいてください。
5の段までは規則性も強く、比較的つまづきにくいので、
大きな問題にはならないと思われます。
では、7×8をやってみましょう。
指を使った九九の方法
(例)7×8の計算方法
手順1.
左右の手の指を使って、7と8を作ります。グーの状態から、6は1本、7は2本。順番に指を挙げて作ります。
こんな感じ。

手順2.
挙がっている左右の指を足すと、これが十の位。挙がっていない左右の指をかけると、これが一の位。

十の位 : 2 + 3 = 5
一の位 : 3 × 2 = 6
で、答えは”56″です。これで終わり。
えっ!こんな簡単に!感動しませんか?
子供や孫には魔法のように見えるようです。
なんでこうなるのか、数学を使って証明しましょう。
一応証明してみましょう!
数学のこの公式を使います。(X-A)(X-B)=X*X-(A+B)X+A*B
Xは指の本数、A,Bは左右で上げた指の本数とすると、
(5+A)(5+B)=25+5(A+B)+AB
=10(A+B)+(25-5(A+B)+AB)
=10(A+B)+(5-A)(5-B)
こうなるので、
10の位は、(A+Bを足した数)=(上がっている指を足した数)
1の位は、(下がっている左右の指を掛け合わせた数)
になり、証明できました。
これによって、2つだけある特別な計算も理解できます。
それは、6×6と6×7。
やると分かりませんが、1の位が2桁になってしまいます。
そんな時は、上記の計算からも分かる通り、2桁目を
十の位に足し合わせれば、OKです。
おわりに
いかがでしたでしょうか?早速、兄弟の子供たちにこの魔法を教えてあげました。
丁度、小学2年生になる女の子がいたんですが、
嬉しい反応をしてくれました!
彼女にとって私は、「算数おじさん」として、
ワンランク上のおじさんとなっていることでしょう。
それから、周りで見てた大人たちにも好評でした。
話のネタとしても使えそうです。
ぜひ、皆さんも試してみてください。